フィリピンの語学学校でインターン中のSakpirka(サクピリカ)です。
現在、フィリピンに滞在して6ヶ月ほどすぎました。
そのうち、2回激しい下痢と発熱に襲われました。。。2回とも日本ではまったく経験したことのない激しい痛みでした!泣
私が6ヶ月の語学学校勤務中に下痢を経験した生徒さんは、全体の80%ほどです。
なので、フィリピン留学中には共通の悩みなんです。。。
みなさん、日本では経験したことないような下痢を経験しています。
私が経験した2回の下痢と発熱のうち、1回目は自力で直した?(自然に治るのを待ちました)のと、2回目は病院に行き薬で治したので、詳しく書いていきたいと思います。
また、つらい下痢の原因となんとしても避けたいので対策を書いていきますね!
下痢の原因は一体なんだろう?
原因1:お水
レストランで提供されるサービスの水にも注意してください。
特にローカルのレストランでは、ミネラルウォーターや飲み物を注文した方が良いです。
お店で提供される氷も水道水で作られている可能性もあるので気をつけてください!
語学学校には、ウォーターサーバーがついていると思うので、水道水は避けましょう。
原因2:屋台のフード
現地の人は全然大丈夫でも、私たち食べるとお腹を壊すことがあります。
現地の人は、その土地で生まれ育っているので耐性もあるのですが、同じものを食べても日本人はお腹を壊してしまうこともあります。
特にフィリピンでは湿度も気温も高いので、屋外では食品の管理は難しくなってきます。
疲れている時やお腹が弱い方は屋台の食べ物を避けた方が無難です。
原因3:カットしてあるフルーツ
皮のむいていない状態のフルーツであれば大丈夫なのですが、すでにカット済のフルーツはリスクがあります。
いつ切られて何時間置いたものなのかがわからないので、自分で皮むいて食べるのが無難です。
フィリピンのフルーツは美味しいので、自分で皮をむいて食べましょう!
日本からきたばかりでフィリピンの生活にまだ慣れておらず、免疫力が低下している時はさらに下痢になる確率が高いです。
疲れている時は、胃腸も敏感になりやすいです。
体験談1(自然治癒パターン)
フィピリンにきて3ヶ月くらいの時に、1回目の下痢に襲われました。
夕食を食べ終わって30分くらい経った頃に、突然お腹が痛くなって10分おきくらいに何度もトイレへ行きました。。。
異常すぎて今でもよく覚えています。笑
あきらかに熱があるのが測らなくてもわかるくらいの発熱も伴いました。
全然、これという心当たりがなくて、その日の夕食が原因かもしれません。
次の日になっても良くならずに、ずっと下痢が続きました。
熱もたまに高くなったり平熱くらいに戻ったりを繰り返していました。
その状態が1週間くらい続いて、日に日によくなっていってはいたのですが、完治の気配はなかったです。
そんな時に下痢の症状の生徒さんの付き添いで一緒に病院に行きました。
私ととても似た症状で、診断結果はアメーバ菌でした。
私もおそらくアメーバ菌が原因だと思いました。
病名はアメーバ赤痢でした。
アメーバ赤痢については、体験談2で詳しく説明します!
私は下痢止めなどは飲まずに、熱が高かったのでイブなどの解熱鎮痛剤を飲みました。
そして、2ー3週間くらいかけてゆっくりと良くなっていきました。
3週間くらい症状が続いたので、なかなかつらかったですね!
体験談2(病院を受診)
2回目の下痢と発熱は、休暇で日本に帰国してからフィリピンに戻った直後でした。
通算で6ヶ月目くらいの滞在ぐらいの時で、なんととても運が悪く症状のピークを迎えたのが新年の1月1日でした。笑
残念な一年の始まりでした。。。
最初は発熱から始まり、風邪のように鼻水や咳は出ず、次第に下痢も始まりました。
これはもしかして前回のパターンかと思いました。
今回は下痢と熱に加えて、頭痛と腹痛も伴いました。
とにかくお腹を刺すような痛みがありました。
1回目の経験からこれは早めに病院に行った方がいいと思い、翌日に病院に行きました。
私が行った病院は国立だったので診察代は無料でした。(とてもとても待ち時間が長いです)
血液検査と検便は別途費用がかかりました。
合計で、450ペソでした。(約970円)
血液検査はデング熱の確認のために行いましたが、問題ありませんでした。
しかし、検便でアメーバ菌が検出されました。
アメーバ赤痢でした!!やっぱり、、、そうでした。
アメーバ赤痢とは
アメーバ赤痢(アメーバせきり, Amoebiasis)とは、赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica)による消化器伝染病。日本では感染症法において五類感染症に指定されている。赤痢アメーバは大腸に寄生し、糞便中にシストを排泄する。性行為で広がることもある。世界では年間4~10万人が、アメーバ赤痢によって死亡していると推定される[3]。
Wikpediaより引用
アメーバ赤痢の感染経路は?
アメーバ菌は糞で排出されて、人の手などその菌が付着した飲食物の汚染で感染するそうです。。。
衛生面が気になるところですね!
私を診察してくれたお医者さんは、水が感染の原因ということが多いので水に気をつけてくださいと言っていました。
診察後は、メトロニタゾール(菌を殺す作用)という錠剤を7日分、食後に朝昼晩と飲んでくださいと言われ、紙を渡されて薬局に行って購入しました。
740ペソ(1580円ほど)でしたが、それでこの痛みから開放されるならとても安いです。
(病院併設の薬局の薬は割高なので、地元の人はドラックストアで購入するそうです。)
薬を飲んで2-3日くらいでとても良くなり、1週間後には完治しました。
やはり自力で直すより、病院に行った方が早いです。
留学中に発熱を伴う下痢になった場合は、すぐに学校スタッフに連絡して病院に行くと良いと思います。
慣れない環境だと予期せぬことが起こりますからね!
食中毒
ノロウィルスなどのウィルスが原因の下痢
アメーバ赤痢などの寄生虫が原因の下痢
環境の変化などのストレス
下痢なってしまったら、、、
NG:下痢止め
嘔吐や熱が伴う下痢の場合は、下痢止めの使用はおすすめできません。
原因の寄生虫やウィルスを体外に出す必要があるので、出せるだけ出してしまいましょう。
水分補給
下痢で体の水分が外に出ていっている状態なので、水分補給は脱水症状を防ぐのにとても大事です。
ポカリスエットはとても重宝します。
私も2回とも風邪のときも助けられました。
価格はセブンイレブンやミニストップのコンビニで41ペソ(90円くらい)で500mlのペットボトルが買えます。
2回目にフィピリンに行く時には、粉で作るポカリを何袋か持参しました。
かさばらないし、もしもの病気の時に活躍するのでおすすめです。
フィリピンのスポーツ飲料といえば、Gatorade(ゲートレード)
出典:https://www.gatorade.com/
お腹を壊した時に先生がゲートレードを買ってきてくれました。
フレーバーがいろいろあり、コンビニやスーパーマーケットなどいろいろな場所で買うことができます。
消化の良い食べ物を選ぼう
脂っこくなくて消化にいいものを少しずつ食べていきましょう。
オートミールや味噌汁やおかゆやうどんなどが良いと思います。
バナナとりんごもGoodです。
お腹を冷やすような冷たい食べ物も避けるようにしましょう。
自分でできる対策
アルコール消毒
フィリピンではリンスフリーの持ち運び用のハンドジェルやスプレーがいろいろな種類売っているので、食事の前にアルコール消毒しましょう。
フィリピンでお出かけする時は、必須アイテムです。
原因になりそうなものの排除
この水は怪しいや、食べ物の見た目が新鮮ではないなど直感があったものは避けるようにしましょう。
整腸剤
腸の健康は、体の健康です。
日本から整腸剤を持参して、自分の体調をみながら調整してみましょう。
フィリピンでもヤクルトなど買えるので、留学中は腸の調子を整えておきましょう。
最後に
本当に本当に下痢はつらいですよね。
なかなか人生でも思い出に残る体験でした。
少しでも参考なると嬉しいです。
健康で楽しいフィリピンでの留学生活をお過ごしください。
とくに病気の時はやっぱり日本食最高と思います!
フィリピンの診察は毎月のように生徒さんと病院に行き、高く無いことは分かったのですが、こんな時に海外保険に加入していると安心です。
入院することもあるので、渡航前に保険を確認しておきましょう。